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鎌鼬(かまいたち)

風の名前(その9)…鎌鼬(かまいたち)

鎌鼬(かまいたち)は風そのものではなく、「風の妖怪」の名前です。「外気によって、皮膚が鋭い刃物で切られたように傷つく現象」のことで、昔は、イタチまたは、イタチに似た謎の怪異、あるいは風神の仕業とされていました。東北地方や信越地方の民間伝承として古くから知られています。

「かまいたち」現象は、旋風(つむじ風)の中心に出来る真空、または非常な低圧により皮膚や肉が裂かれる現象であるという説明が明治時代にはなされていました。しかし実際には、皮膚を損傷するほどの気圧差が旋風によって起こることは、物理的にも考えられません。

現在では、外部からの要因によるものではなく、皮膚表面が気化熱によって急激に冷やされるために、組織が変性して裂けるといったような生理学的現象ではないかと考えられています。また、「切れる」ことに限れば、風が巻き上げた鋭利な小石や木の葉によるものとも考えられます。

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