季節を彩る花ごよみ
季節を彩る花ごよみ(その6)…コスモス
風に揺れる様子が美しい秋の花の代表格
秋の花の代表格とも言えるコスモスは、メキシコ原産のキク科の花。メキシコからヨーロッパへ渡り、日本には明治時代に渡来しました。開花期はおもに9月~10月頃ですが、暑さに強いため夏に開花しているものや、種類によっては晩秋まで咲いているコスモスもあります。
私たちが一般的によく目にするのはオオハルシャギク (大春車菊)という種類のコスモス。濃いピンク、淡いピンク、白色などの花を咲かせます。近年では黄色やオレンジ色のキバナコスモス、チョコレートのような色や香りを持つチョコレートコスモス、複色のコスモスなどもよく見るようになりました。
花言葉は「調和」「乙女の純真」。他に、「優美(白)」「乙女の純潔(ピンク)」「乙女の愛情(赤)」「移り変わらぬ気持ち(チョコレート)」など、色別の花言葉もあります。
コスモスの名前は、ギリシャ語の「Kosmos(秩序、調和)」にちなんで付けられたのだとか。花びらが外側に向かって規則正しく整然と咲く様子は、まさに調和の取れた美しさ。広い野原や休耕田などで見られる群生コスモスは、外来種でありながら日本の原風景のような懐かしさをもたらします。
風情豊かな群生地で心癒されるひとときを
コスモスは道端などでもよく見かける花ですが、秋の風情を満喫するなら群生地を見渡したいもの。
例えば、郡山市の「布引風の高原」。ヒマワリ畑で有名なスポットですが、高原の一角にコスモス畑が。巨大風車との共演で、ここならではの風景を織りなしています。見頃は8月下旬~10月中旬。
また猪苗代町の「猪苗代ハーブ園」では、約100万本のコスモスが咲き誇ります。見頃は9月上旬~10月中旬。
2021年には浪江町の一角に、同町の花であるコスモス畑が整備されました。浪江町と福島学院大学との共同プロジェクトであり、今後、浪江町の新名所になることが期待されています。
最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。