ふくしま食紀行
ふくしま食紀行(その6)…県産米「福、笑い」
“日本一”を目指し、14年かけて開発
「一般財団法人 日本穀物検定協会」が毎年おこなっている、お米の食味ランキング。そこで最高評価の「特A」を獲得した銘柄数が、福島県は4年連続(2017年産~2020年産)で、日本一となっています。
そんな米どころ・福島県が、「もっと品質が高くてもっと美味しい“日本一”のお米をつくろう」と開発に着手。誕生したのが県産のトップブランド米「福、笑い」です。粒が大きく、これまでにないほどの豊かな甘みと香りが特徴。ふっくらやわらかく炊き上がる贅沢なお米です。
「福、笑い」の品種開発は、2006年にスタート。父母となる系統の組み合わせは、気が遠くなるほど膨大な数でした。何万通りもの組み合わせの中からたどり着いたのが、コシヒカリの血を引く「新潟88号」を母として、ひとめぼれの血を引く県育成系統「郡系627」を父として交配したもの。
さらに品質や食味の確認を繰り返し、最終的に新品種として選ばれた「福島40号」が、2019年5月の福島県奨励品種決定審査会において、奨励品種に採用されました。翌2020年2月には、この福島40号の名称が「福、笑い」に決定。2021年産米から一般栽培が開始され、同年秋、「福、笑い」は待望の本格デビューを果たしたのです。
厳しい生産要件をクリアした“選ばれし米”
「福、笑い」は福島県のトップブランドとして位置付けられたお米であり、高い品質を確保するためにいくつかの生産要件が設定されています。まず生産に携われる農家は、登録制。登録するためには、確かな生産工程管理に取り組んでいる証として、農林水産省が定める「GAP(Good Agricultural Practices)認証」を取得していることが条件となります。さらに出荷できるお米にも、玄米の調整ふるい目が1.9mm以上、玄米たんぱく質含有率が6.4%以下などの厳しい基準があります。
こうして厳しく大事に育てられた「福、笑い」。まさに名前の通り、おいしさで多くの人を笑顔にしてくれるに違いありません。
まずは、炊きたてをそのまま召し上がってみてください。ほこほこと立ち上る湯気の中の甘い香りも、大いに食欲をそそるはず。そして実際にほおばってみれば、お米本来のおいしさをあらためて実感できることでしょう。
「福、笑い」は県内各地のスーパーを始め、こだわり米を取り扱う全国の米穀店やオンラインストアなどでも販売されています。
また県内の飲食・宿泊施設で味わえるスポットもあるので、ぜひ訪ねてみてください。
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最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。
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