きく・ラボ!

ふくしま食紀行

ふくしま食紀行(その12ワイン/ワイナリー

健康や美容にもいいポリフェノールたっぷりのワイン

ワインは世界中で飲まれているお酒。お祝い事から普段の食事まで、あらゆるシーンを楽しく演出してくれます。そして、適量をいただくことで健康や美容に嬉しいメリットも。

ワインには、アントシアニン・タンニン・カテキンといった「ポリフェノール」が豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用や抗炎症作用、美肌効果などを持つと言われる成分。脳梗塞や動脈硬化のリスク軽減、認知症予防、発がん抑制など様々な効果が期待されます。
ポリフェノールの含有量は赤ワインの方が多いのですが、白ワインのポリフェノールは分子が小さいため体に吸収されやすく、抗酸化作用が早く現れるのだとか。また白ワインは殺菌効果が高く、食中毒を引き起こすサルモネラ菌や大腸菌などに有効とされています。「生牡蠣に白ワイン」という組み合わせが好まれるのは、この殺菌効果への期待もあるのでしょう。

県内各地に点在するワイナリー。お気に入りを見つけよう

米どころ・福島県のお酒と言えば、日本酒のイメージが強いかもしれません。でも実は、ワインも造られていることをご存じでしょうか。フルーツ王国であるだけに、県内各地でみずみずしいフルーツが四季折々に収穫されています。今回はそれらの果実を使って醸造しているワイナリーをご紹介しましょう。

【ふくしま逢瀬ワイナリー(郡山市)
ブドウ、リンゴ、モモ、ナシなど、様々な福島県産フルーツのワインやフルーツブランデーを手がけています。地元農家や郡山市との連携で、従来郡山ではおこなわれていなかったワイン用ブドウの栽培にも取り組みました。協力農家数は20軒近くにも上ります。
https://ousewinery.jp/

【いわきワイナリー(いわき市)
ハンディキャップを持つ人たちのために立ち上げられたワイナリー。3カ所の農園があり、それぞれの土地の特性を生かし、多品種のブドウが栽培されています。ガーデンテラス&ショップでは、ワインの購入や試飲(有料)、セラー見学、栽培体験などができます。
https://iwakiwinery.com/

【かわうちワイナリー(川内村)
標高約750mの豊かな自然に包まれたワイナリー。2021年に醸造施設が完成し、20223月に初ヴィンテージの販売を開始しました。村内の高田島地区に設営されたヴィンヤード(ブドウ畑)は広さ約3ha。収穫期には村内外に収穫や選果のボランティアを募集しています。
https://kawauchi-wine.com/

【ふくしま農家の夢ワイン(二本松市)
かつて日本有数の養蚕地であったことから、阿武隈高地の里山に広がっていた桑畑をブドウ畑として活用。地元農家の有志が集まり、土づくりから栽培、収穫、仕込み、瓶詰まですべて手掛けるファーマーズワイン&シードルとして注目されています。
https://www.fukuyume.co.jp/index.html

【新鶴ワイナリー(会津美里町】
昭和の頃からワインブドウの生産地として知られてきた新鶴地区(旧新鶴村)に、2019年にオープンしたワイナリー。風がよく吹きわたる丘陵地で、品質の高いワインブドウが種類も豊富に栽培されています。町産のリンゴを使ったシードルも人気。
https://www.aizucoshell.com/

【ワイン工房あいづ(猪苗代町)
会津・磐梯熱海・猪苗代などの生産農家から仕入れるブドウやリンゴを使用。発酵も熟成もガラス樽でおこなうため、果実以外の成分が入らないすっきりとした味わいのワインに仕上がります。工房見学のほか、オリジナルラベル作り体験(要予約)なども可能。
https://www.hondawinery.co.jp/

工房を見学したり、大自然の中でワインを味わってみたり、お買い物を楽しんだり。「お気に入りのワイナリー」を見つけられたら、優雅な気分に浸れそうですね。言うまでもありませんが、ほんの少量でも飲酒運転は厳禁!ドライバーの方は試飲できませんのでご注意を。


ふくしま逢瀬ワイナリー

 

最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。

● 食品、土壌、水などに含まれる放射能濃度を測定する放射能検査
 しくはこちらから