ダム湖百選
ダムは、治水や利水の目的で作られますが、それによって出現したダム湖は、美しい景観や憩いの場を作り出すなど、人々の生活に恩恵をもたらします。ダム湖百選は、一般財団法人水源地環境センターが、ダムが所在する地方自治体の推薦を受けて認定する制度で、ダム湖が地域から親しまれ、活性化の一助となることを願って、平成17(2005)年に始まりました。
福島県内では、羽鳥湖(岩瀬郡天栄村)、田子倉湖(南会津郡只見町)、奥只見湖(南会津郡桧枝岐村/新潟県魚沼市)の三箇所が認定されています。

羽鳥湖は、阿賀野川水系鶴沼川に作られた羽鳥ダムによるダム湖です。白河地域は、かつては、阿武隈川から離れた地域は水の便が悪く、阿武隈川自体が、流域面積の割には平均流量が少ないため、干ばつを招きやすい土地でした。そこで、平均流量が阿武隈川の約8倍と豊富な阿賀野川(又は阿賀川)から取水するための水源として計画されました。
昭和25(1950)年より、6年の歳月を掛けて昭和31年に完成。当時としては、日本最大級の規模を誇る灌漑用ダムでした。羽鳥湖周辺は、リゾート地域として早くから開発が行われ、オートキャンプ場やキャンプ場、スキー場、ゴルフ場があり、多くの観光客が訪れます。

田子倉湖は、阿賀野川水系只見川に建設された田子倉ダムによるダム湖です。只見川は、水力発電に適した条件を揃えた河川であり、明治時代から、電源開発計画が検討されてきました。昭和34年3月にダム本体が完成し湛水を開始しました。ダムに付設する田子倉発電所は、奥只見発電所に次ぐ日本第2位の出力のある水力発電所です。
田子倉湖は、総貯水容量が日本第三位、湛水面積は第六位と日本有数の規模で、越後三山只見国定公園に指定されています。フナ・ハヤ・ワカサギ・サクラマスはもちろん、60cmを超える大イワナが釣れることもあり、東日本有数の釣りスポットとして知られます。
奥只見湖は、檜枝岐村と新潟県魚沼市に跨る阿賀野川水系只見川最上流部に建設された奥只見ダムによるダム湖です。ダムは、昭和36年7月に完成し、発電が本格稼動しました。ダム近くに奥只見電力館があり、ダム・発電所の役割や構造、歴史などをわかり易く学べます。
奥只見湖は、湛水面積、総貯水容量とも日本有数の規模で、越後三山只見国定公園にも指定されています。巨大なイワナを始めサクラマス・ワカサギ・ヤマメ等が釣れることでも知られています。田子倉ダムとは、非常に近い距離にあり、天端(てんば/ダム頂上)から双方のダムを望むことができます。
最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。
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