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土地の指標

周囲の環境と、そこに暮らす生物や植物には、密接なかかわりがあります。ここでは、環境の変化の指標となる植物や動物、自然現象を紹介します。

田や畑、果樹園などは、その土地の特性あった作物を選んで植えることが大切です。また、農作物がよく育つ「肥沃な土壌」かどうかは、重要です。川の水については、「特定の水生生物がいるかいないか」が、水質を判断する指標として使われていますが、土壌の「肥沃度」についても、土壌の中の生物(ミミズや昆虫の幼虫など)や、線虫(農作物に寄生する虫など)等が、指標して有効かどうか研究されてきました。

近年、普及が期待されているのは、「土壌の中に微生物がどのくらいいるか」を測定することによって、「土壌の肥沃度」を測る方法です。

立命館大学の久保教授の研究チームが開発した「SOFIX」という方法で、「土壌中から微生物のDNAを抽出し、そのDNA量を指標として微生物量を測定し、土壌1g中に何億個の微生物がいるかを示す」ものです。土壌中の微生物量や、微生物による窒素やリン酸などの分解・循環活性などを調べることによって、「その土壌で育つ植物の活性」を判断することができ、作物ごとに異なる対策を立てる必要がないということです。

  


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