浜風
風の名前(その4)…「浜風」
海の近くでは、風は、昼は海から陸へ、夜は陸から海へ向きが変化します。海は、陸地に比べて温度が下がりにくいため、日没後も海上にある空気は暖まっています。暖まった空気は上昇するため、そこに、陸の方から空気が流れ込んできます。日が昇ると、海上にある空気よりも陸上にある空気が先に暖かくなり、海の方から空気が流れ込んできます。この浜辺(海)から吹いてくる風を浜風と呼びます。
よく知られているのは、阪神甲子園球場の「浜風」です。夏季の晴天時に、ライトからレフト方向へ風が吹くことがあり、高校野球の際には、左方向の打球がよく伸びるといわれます。
「浜風」という言葉は、福島県の浜通り地方では親しみを感じるもののようです。いわき市久之浜町に、東日本大震災から約半年後の2011年9月にオープンした仮設店舗の名称が「浜風商店街」。それを引き継ぐ形で2017年4月20日にオープンしたコミュニティ商業施設の名称が「浜風きらら株式会社」。また、福島県沖で洋上風力発電施設の実証実験を行った風力発電設備の一つが「ふくしま浜風」と名付けられています。

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