きく・ラボ!

温泉(国民保養温泉地について)

温泉あれこれ(その7)…国民保養温泉地とは

保養休養におすすめの国指定の温泉地
福島県内で指定されているのは4カ所

「国民保養温泉地」という言葉をご存じでしょうか。
これは「温泉法」に基づいて環境大臣が指定するもの。温泉の公共的利用増進を目的としており、国民の保養休養に必要な役割を担う温泉地が対象となっています。

昭和29(1954)年、最初に「酸ヶ湯温泉(青森県)」、「四万温泉(群馬県)」、「奥日光湯元温泉(栃木県)」が選ばれ、徐々にその数は増えて、2020年11月現在では全国77か所が国民温泉保養地に指定されています。

福島県内で指定されているのは、「岳温泉(二本松市)」「新甲子温泉(西郷村)」「土湯・高湯温泉郷(福島市)」「二岐・岩瀬湯本・天栄温泉(天栄村)」の4カ所。

指定される条件はいくつかありますが、温泉そのものだけでなく、環境やまちなみ、歴史なども含めて「ゆっくり安らげる癒しの温泉地」であることが選定基準に。
もちろん、温泉のお好みは人それぞれです。自分自身が癒される大好きな場所があれば、ぜひ「マイ保養温泉地」に指定してはいかがでしょう。

◇◆国民保養温泉地の選定基準◇◆

●第1 温泉の泉質及び湧出量に関する条件

(1)利用源泉が療養泉であること。
(2)利用する温泉の湧出量が豊富であること。なお、湧出量の目安は温泉利用者1人あたり0.5リットル/分以上であること。

●第2 温泉地の環境等に関する条件

(1)自然環境、まちなみ、歴史、風土、文化等の観点から保養地として適していること。
(2)医学的立場から適正な温泉利用や健康管理について指導が可能な医師の配置計画又は同医師との連携のもと入浴方法等の指導ができる人材の配置計画若しくは育成方針等が確立していること。
(3)温泉資源の保護、温泉の衛生管理、温泉の公共的利用の増進並びに高齢者及び障害者等への配慮に関する取組を適切に行うこととしていること。
(4)災害防止に関する取組が充実していること。

環境省「国民保養温泉地」https://www.env.go.jp/nature/onsen/area/

最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。

●食品、土壌、水などに含まれる放射能濃度を測定する放射能検査
詳しくはこちらから