ふくしま食紀行
ふくしま食紀行(その1)…アスパラガス
福島県内では約90%が会津産
3月下旬から10月頃まで収穫期が続く野菜・アスパラガス。福島県は作付面積で全国第5位を誇り、東京都中央卸売市場などでも多く取り扱われています。
県内の一大産地と言えば会津地方。なんと県の生産量の約90%を占めていることをご存じでしょうか。アスパラガスはヨーロッパが原産で、冷涼な気候を好みます。昼夜の寒暖差がある会津は、まさにアスパラ栽培にうってつけなのですね。
厳しい冬を越えた会津産のアスパラガスは、柔らかさとしっかりした甘みが特徴。春採れアスパラガスには長くて極太の3L規格(1本あたり65g以上)も多く、見た目も食べ応えも抜群です。収穫したてのアスパラガスは切り口から水分があふれるほど瑞々しく、シャキシャキした食感がなんとも言えません。
希少なピンク色のアスパラガスも
会津産のアスパラガスは、とてもカラフル!
グリーン、ホワイトに加えて、紫色や、全国に先駆けてピンク色のアスパラガスも作られました。南会津町で栽培されるピンク色のアスパラガスは「会津桜アスパラ」と名付けられており、年々認知度が高まってきています。グリーンやホワイトに比べると生産農家が少なく非常に希少ですが、南会津ふるさと物産館で取り扱っているので問い合わせてみてください。
それぞれ彩りを活かして料理に取り入れると、目でもおいしさを堪能できそうですね。
もちろん栄養価もたっぷり。
アスパラガスには、ビタミンB群に分類される葉酸、抗酸化作用があるβカロテン、疲労回復や美肌効果で注目されるアスパラギン酸(アミノ酸の一種)などが含まれています。穂先には、毛細血管を丈夫にする働きを持ったルチンを含んでおり、間接的に血圧を下げる効果が期待されています。さらに紫アスパラガスには、グリーンアスパラガスの約10倍ものアントシアニンが含まれているのだとか。アントシアニンはポリフェノールの一種であり、眼病や生活習慣病、花粉症などの予防で知られています。
旬の野菜、アスパラガスを料理に取り入れて、美味しく健康的な春を過ごしましょう。
●南会津ふるさと物産館
https://aizuyotuba.jp/navi/place/39
最後に、当社では下記の検査を行っておりますので、何なりとご用命ください。
●食品に付着している細菌の食品細菌検査 詳しくはこちらから
●調理器具などに付着している細菌の拭き取り検査 詳しくはこちらから
●室内浮遊の細菌の落下細菌検査 詳しくはこちらから